ひとりで子育てについて悩んでいませんか。子育ての悩みを相談できる両親や話を分かってくれる友達が、必ずしも身近にいるとは限りませんよね。そんな方へ、自治体や民間企業には子育てに悩んでいる人の助けになる相談窓口を設置しています。育児に限らず、親自身や夫婦関係の悩みごとも相談できます。

この記事では子育てに関する悩みを相談できる窓口をまとめてご紹介します。

悩んだらここへ。子育てに関する悩み相談先一覧

子育てに悩んだら抱えこまずに、まずは専門窓口に相談してみましょう。

市や区ごとの相談窓口

市や区には、それぞれ名称は異なりますが子育てに関する相談窓口があります。公式ホームページには子育て相談を受けつけている窓口の電話番号が掲載されています。お住まいの市や区で相談できる窓口がないか確認してみましょう。

たとえば東京都港区なら、子育て支援サービスと、子ども・家庭総合相談の2つの機能をもつ「子ども支援センター」という相談窓口があります。東京都立川市なら、「ママフレ」という子育て専門ホームページがあり、子育てに関する悩みや子どもの発達に関する相談まで幅広くまとめられていて、相談したい内容に応じて専門の相談窓口を探せます。

連絡先：各自治体の公式ホームページを参照してください。

児童相談所

児童相談所は、各都道府県に設けられた児童福祉の専門機関です。養護相談、保険相談、心身障がい相談、非行相談、育成相談など、子育てから児童虐待などのデリケートな内容まで相談できます。児童相談所には医師や児童心理司などの専門スタッフがいるため、専門家の視点から相談者の方への支援を一緒に考えられます。

以下へ連絡すると、お住まいの地域の児童相談所につながります。

連絡先：189（固定電話・携帯電話共通）

子育て・女性健康支援センター

日本助産師会では、子育て・女性健康支援センターを設けています。妊娠や出産、子育てなどの悩みを、専門知識のある助産師に相談できます。助産師と聞くと妊婦さんの出産にだけ携わるイメージがあるかもしれません。しかし妊婦に限らず、出産を終えた方や将来出産の可能性があるすべての女性の方を支援する専門職です。母親として自信をもって主体的に育児ができ、赤ちゃんの健康を守っていけるように支援してくれます。

連絡先：全国の相談窓口を参照してください。

助産師や保健師、小児科医などの専門家

会ったことのない人に電話をしたり、はじめて相談窓口に行ったりすることに抵抗がある人もいるのではないでしょうか。かかりつけの病院で勤務されている助産師や保健師、小児科医などの専門家に直接相談する方法もあります。適切なアドバイスや、場合によっては専門機関の紹介を受けられるかもしれません。

ママさん110番

ママさん110番は、日本保育協会が運営している育児の電話相談窓口です。日本保育協会は保育師の研修会を開催している保育師育成の専門団体です。保健師や元保育園長などの専門家に、乳幼児の子育て全般の悩みを相談できますよ。

連絡先：03-3222-2120

エンゼル110番

エンゼル110番は、民間企業の森永コミュニケーションが運営する電話相談窓口です。森永コミュニケーションは幼児向けのミルクでお馴染みの森永乳業のグループ企業です。たとえば赤ちゃんの授乳、食事、発育しつけなど育児に関する無料電話相談を受けつけています。また公式Webサイトの「よくある相談」や「コラム」にも子育てに関するお役立ち情報がまとまっているため、一通り読んでみるのもおすすめです。

連絡先：0800-5555-110

よりそいホットライン

よりそいホットラインは、一般社団法人の社会的包摂サポートセンターが運営している電話相談窓口です。育児に限らず、家族間の悩みやお金の悩み、仕事の悩みなど困っていること全般を電話で相談できます。育児の悩みはほかのさまざまな問題が複雑に関係しています。育児に関連する幅広い悩みを相談するのにおすすめの窓口です。

連絡先：0120-279-338

みんなはどんなことで悩んでる？子育ての悩みとは

だれにも相談せずに子育てをしていると、「悩んでいるのは自分だけ？」と思ってしまうかもしれません。しかし子育てで悩んでいる人はたくさんいます。たとえば「歯が生えてきたけど、噛み合わせが悪いのではないか？」「おやつばかり食べる」「子育て費用がどれだけかかるかいまから不安」など日常生活での悩みは尽きないものです。

子育ての悩みについてもっとくわしく知りたい場合はこちらの記事も読んでみてください。

身近に相談できる人がいない場合は、子育て専門窓口に相談することで、ひとりでは思いつかなかった解決策が見つかったり気持ちが楽になったりするものです。

まとめ

子育ての些細な不安や心配事をひとりで抱えこんでしまうと、ストレスになったり大きな問題に発展してしまったりするかもしれません。だれかに相談することで、気持ちが楽になるうえ問題解決につながることもあるため、頼りたいときは頼りましょう。まずは電話で悩み相談してみるところからはじめてみてはいかがでしょうか。